バイクの『チェーン交換』
自分でやってみたい！
けど交換方法がわからない…
そんなあなたのために今回は
チェーンの交換方法を写真つきで
解説します。
チェーン交換作業を行うために
工具を新調しました。
とても使いやすく簡単だったのでおすすめです。
私のバイクである
KTMのEXC-Fを例に解説しますが
他のバイクでも
『カシメ式シールチェーン』
であれば交換方法は同じです。
※作業を行う際には安全に十分ご注意ください。
なぜチェーンの交換が必要なのか
チェーンの役割は
『エンジンの力をタイヤに伝える』
ことです。
しかし長年使っていると伸びたり
最悪の場合、切れて事故の原因となります。
走行中にチェーンが切れたり外れると
駆動が伝わらなかったり、
チェーンを巻き込みタイヤがロックするからです。
そんな重要な部品だからこそ
日頃からのメンテナンスが重要です。
バイクのチェーン交換に必要なもの
新しいチェーン
チェーンを購入する時は下記の情報が必要です。
- サイズ（プレート１個の大きさ）
- リンク数（ピンの総数）
ちなみにリンク数は購入後にカットして調整できます。
なので
リンク数が多いぶんには問題ありません。
私はチェーンをブラックアウトしたくて探していたら、EK CHAINからいいものが出ていました！！
これはカッコいい…（自己満足）
他にもブラック✕ゴールドなど
何色か販売されていました。
チェーンカッター
チェーンを外すのに必要な工具です。
チェーンを繋いでいるピンを
押し出すことでチェーンを外します。
新しいチェーンカッターを買おうと探していたら、南海部品(NANKAI)から便利な工具が出ていました。
チェーンのカットだけではなく、
カシメもできる工具です。
しかもコンパクト。
使ってみましたがとても使いやすく、
作業時間が短縮されました。
使い方は後でご紹介します。
チェーンカシメ工具
チェーンをカシメる専用工具が必要です。
南海部品(NANKAI)のチェーンツールがあればカシメ作業もできるので、別の工具は不要です。
レンチ
南海部品(NANKAI)のチェーンツールを使う場合、8mmの六角レンチが必要です。
タイラップ（あれば便利）
古いチェーンと新しいチェーンを繋いだり、カットする場所の目印としてあると便利です。
チェーンの交換方法
「カシメ式シールチェーン」
の場合を例として
バイクのチェーンの交換方法と手順をご説明します。
①古いチェーンをカットする
チェーンツールを使い、古いチェーンをカットします。
下の写真のようにチェーンを繋いでいるピンにチェーンツールを当て、六角ペンチで締め込むことでピンを押し出します。
下から見るとこうなっています。
②新しいチェーンを取り付ける
既存のチェーンと新しいチェーンをタイラップでつなぐ
カットした既存のチェーンの端と新しいチェーンの端をタイラップでつなぎます。
つないだら既存のチェーンをゆっくりと引き抜くことで新しいチェーンが引っ張られ、新しいチェーンを取り付けることができます。
新しいチェーンを取り付けたらタイラップを外します。
長さを測る
チェーンを取り付けてみて、余った部分をカットします。
カットする部分にタイラップで印をつけるとわかりやすいですよ。
カットする部分を決めたら、チェーンツールで古いチェーンをカットした時と同じ方法でカットします。
③ジョイントを仮止めする
チェーンのジョイント部分を
仮止めします。
ジョイント部分のピン、シール、ブッシュにしっかりとグリスを塗ります。
グリスを塗ったらチェーンのつなぎ目にセットします。
④ジョイントを圧入する
チェーンツールと六角レンチを使い、プレートを圧入します。
チェーンプレートとインナーガイドが接触するまで圧入します。
⑤ジョイントをカシメる
チェーンツールと六角レンチを使い、ジョイント部のピンを2箇所カシメます。
2箇所のピンを同等のバランスで徐々に締め込みます。
チェーンツールにカシメ具合を判断するゲージが付属しているので、カシメ終わったらゲージを使って確認します。
⑥チェーンを調整する。
必要に応じて
チェーンの遊びを調整します。
調整したらチェーン交換作業は完了です。
自分自身でチェーン交換をしてみよう！
必要な工具がそろっていれば
作業自体は簡単です。
好きなチェーンを選べて工賃もかからず、
自分のバイクにもっと愛着がわきます。
あなたもぜひチェーン交換に挑戦してみてください。
お問い合わせは下記よりお願いします。
