自動車メンテナンスの基本ともいわれる
『エンジンオイル交換』
エンジンオイルは
金属部品同士の摩擦軽減や
カーボン除去といった役割をしています。
そんなエンジンオイルの中でも
『10W-50』の中から
おすすめのエンジンオイルをご紹介です。
年間走行距離が2万kmを超え
サーキット走行も行うことから
2ヶ月に1度は自分でエンジンオイル交換を行う私の目線からお伝えします。
『10W-50』の意味は?
10W-50は粘度表記
10W-50とは「SAE粘度」と呼ばれる
国際規格にのっとった粘度表記です。
10WのWは「Winter Grade」の略で
低温時の粘度を表しています。
右側の50は高温時の粘度を表しており
数値が大きいほど硬くなります。
エンジンオイルの種類
鉱物油
鉱物油のエンジンオイルは原油を原料としており、コストが安いのが特徴です。
通勤通学には、一番コストの安い鉱物油がおすすめです。
ただしコストを抑えられる反面、他のベースオイルに比べると性能が劣ります。
化学合成油
原油をさまざまな過程をほどこして精製し、不純物を可能な限り排除した高純度のエンジンオイルを「化学合成油」または「100%化学合成油」と言います。
他のベースオイルに比べると一番コストがかかりますが、浸透性・潤滑性・耐熱性が高く、エンジンの能力を最大限発揮させるのに役立ちます。
サーキット走行や高速走行に最適です。
部分合成油
部分合成油は鉱物油と化学合成油をブレンドしたエンジンオイルです。
鉱物油よりも高性能で、化学合成油よりも低コストなのでバランスが良いです。
サーキット走行はしないけど愛車を大切にしたい。そんなあなたにオススメです。
『エンジンオイル』おすすめ3選
コスパ重視のあなたに
コスパ重視のあなたにおすすめなのは
BPのエンジンオイル
『vervis』
全合成油で、サーキット走行やスポーツ走行を想定して開発された高性能レーシングスペックオイルです。
API規格も最新の「SP」適合です。
安さを求めるあなたに
安さを求めるあなたにおすすめなのは
カストロールのエンジンオイル
『EDGE RS』
BPと比べると安価で
全合成油かつAPI規格「SN」に適合しています。
ここからは体感の話になりますが、
BPのエンジンオイルと比べるとエンジンの振動が大きく感じました。
特に交換後、数ヶ月経ってから感じ始めたので、頻繁にエンジンオイル交換される方にはピッタリです。
Defiの油圧計でも数ヶ月経つとアイドリング時の油圧低下が確認できました。
サーキット走行をするあなたに
品質重視のあなたには
『TAKUMIモーターオイル』
がおすすめ。
全合成油でAPI規格は「SM」ですが、
「スーパーGT」で実際に使用されるなど、その品質は実証済みです。
10W-50を紹介してきましたが、
このエンジンオイルは高温時のエンジン保護性能がより高性能な『10W-60』です。
使用した感想は、交換後の走行距離が伸びても劣化が感じにくいということです。
エンジンの振動が少なく感じました。
この「X-TREMEシリーズ」について
メーカーサイトでは下記のように紹介されています。
X-TREMEシリーズでは、サーキットユーザー様向けのフラッグシップモデルとして高性能を極限まで追求しており、長時間の高温、高圧環境下で安定した油圧性能、潤滑性能、冷却性能を発揮します。
その性能は日本最高峰のレース「スーパーGT」や、シリーズチャンピオン経験もある「SUPER耐久」出走車両に使用され実証され続けています。
TAKUMIモーターオイル メーカーサイトより
デメリットとして
他のエンジンオイルと比べると高価です。
しかし、20リットルをまとめ買いすることで単価を下げることができます。
まとめ
それぞれの用途に合ったエンジンオイルをご紹介しました。
エンジンオイル交換をおこたると
エンジン故障など重大トラブルの原因となります。
エンジンが故障してしまうと修理費用も時間も浪費してしまいます。
日頃から必要なメンテナンスを行い、素敵なカーライフを送りましょう!
お問い合わせは下記よりお願いします。