バイク(二輪車)のメンテナンスの基本ともいわれる『エンジンオイル交換』
エンジンオイルは
金属部品同士の摩擦軽減や
カーボン除去といった役割をしています。
そんなエンジンオイルの中でも
『10W-50』の中から
4st(4ストロークエンジン)用の
おすすめエンジンオイルをご紹介です。
オンロードバイク、オフロードバイクなど計3台のバイクを所有し
サーキット走行も行うことから
頻繁に自分でエンジンオイル交換を行う私の目線からお伝えします。
『10W-50』の意味は?
10W-50は粘度表記
10W-50とは「SAE粘度」と呼ばれる
国際規格にのっとった粘度表記です。
10WのWは「Winter Grade」の略で
低温時の粘度を表しています。
右側の50は高温時の粘度を表しており
数値が大きいほど硬くなります。
バイク用エンジンオイルの選び方
エンジンに合ったエンジンオイルを選ぶ
バイクのエンジンは大きく分けて2種類あります
- 2ストロークエンジン(2st)
- 4ストロークエンジン(4st)
これらのエンジンは構造から性能まで多くの違いがあります。
そのため、それぞれに合わせたエンジンオイルを使う必要があります。
それぞれのエンジンオイルは全くの別物のため、間違えて使用するとエンジンの焼き付きなど故障の原因となるので、必ずエンジンオイルの表記を確認しましょう。
もしエンジンオイルを入れ間違えた場合は走行せず、バイク屋さんに相談しましょう。
JASO規格に合わせて選ぶ
JASO規格とは品質を示す規格です。
一般的なギア付きバイクの場合、下記が適合となります。
- 小型・中型のマニュアルバイクには「MA1」
- 大型バイクには「MA2」
MA1はMAを低粘度にしているエンジンオイルなので、排気量が大きいバイクには不向きです。
いっぽうMA2は粘度が高めなので、大排気量バイクの油膜切れをしっかりと防ぎます。
エンジンオイルの種類
鉱物油
鉱物油のエンジンオイルは原油を原料としており、コストが安いのが特徴です。
通勤通学には、一番コストの安い鉱物油がおすすめです。
ただしコストを抑えられる反面、他のベースオイルに比べると性能が劣ります。
化学合成油
原油をさまざまな過程をほどこして精製し、不純物を可能な限り排除した高純度のエンジンオイルを「化学合成油」または「100%化学合成油」と言います。
他のベースオイルに比べると一番コストがかかりますが、浸透性・潤滑性・耐熱性が高く、エンジンの能力を最大限発揮させるのに役立ちます。
サーキット走行や高速走行に最適です。
部分合成油
部分合成油は鉱物油と化学合成油をブレンドしたエンジンオイルです。
鉱物油よりも高性能で、化学合成油よりも低コストなのでバランスが良いです。
サーキット走行はしないけど愛車を大切にしたい。そんなあなたにオススメです。
『エンジンオイル』おすすめ3選
コスパ重視のあなたに
コスパ重視のあなたにおすすめなのは
カストロール(Castrol)のエンジンオイル
『POWER1 RACING 4T』
トライアンフの純正指定オイルであることからもわかるように、品質は折り紙付きです。
安さを求めるあなたに
安さを求めるあなたにおすすめなのは
AZ(エーゼット)のエンジンオイル
『MEB-014』
カストロールと比べると安価で
全合成油かつJASO規格「MA2」に適合しています。
ここからは体感の話になりますが、
カストロールのエンジンオイルと比べるとエンジンの振動が大きく感じました。
特に交換後、数ヶ月経ってから感じ始めたので、頻繁にエンジンオイル交換される方にはオススメです。
サーキット走行をするあなたに
品質重視のあなたには
カワサキ エルフの
『ヴァンヴェール 冴強』
がおすすめ。
なんとオイルの色がカワサキグリーンです。
使用後は茶色に変色しており、しっかりと汚れを吸着してくれているのがわかります。
使用した感想は、交換後の走行距離が伸びても劣化が感じにくいということです。
エンジンの振動が少なく感じました。
デメリットとして
他のエンジンオイルと比べると高価です。
しかし、20リットルをまとめ買いすることで単価を下げることができます。
まとめ
それぞれの用途に合ったエンジンオイルをご紹介しました。
エンジンオイル交換をおこたると
エンジン故障など重大トラブルの原因となります。
エンジンが故障してしまうと修理費用も時間も浪費してしまいます。
日頃から必要なメンテナンスを行い、素敵なバイクライフを送りましょう!
お問い合わせは下記よりお願いします。