「今回は2,000円分だけ給油したけれど、燃費は計算できる?」
「給油を1回記録し忘れたら、どう直せばいい?」

給油のたびに満タンにしなくても、条件がそろえば、複数回の給油をまとめた区間の燃費を計算できます。大切なのは、どこからどこまで走ったかと、その区間の給油量を対応させることです。

1.満タン法は「走行距離÷給油量」が基本

満タン法では、満タンにした時点を出発点として、次に満タンにするまでの走行距離と、そのときの給油量から燃費を求めます。JAFも、走行距離を給油量で割る方法を案内しています(JAFの満タン法の説明)。

例えば、満タンから次の満タンまで400km走り、25L給油した場合は、次の計算です。

400km ÷ 25L = 16.0km/L

最初に満タンにした際の給油量は、この区間の計算には含めません。最初の給油は、燃料の残量をそろえるための出発点です。

記録には、リセットを忘れやすいトリップメーターだけでなく、積算走行距離を示すオドメーターの数値を残しておく方法もあります。

2.途中で部分給油したら、その分も合計する

途中で満タンにしない給油を挟んだ場合、その直後の1回だけで燃費を出そうとすると、給油量と消費量がそろいません。

そこで、前回の満タンから、次の満タンまでを一つの区間として計算します。

以下は説明用の架空例です。

給油時点積算走行距離給油量状態
A50,000km計算対象外満タン・開始点
B50,200km10L部分給油
C50,500km20L満タン・終了点

この場合、走行距離は500km、給油量はBとCを足した30Lです。

500km ÷(10L+20L)≒ 16.7km/L

これはAからCまでの区間全体の燃費です。BからCだけの燃費を表しているわけではありません。

また、「満タン」をそろえようとして無理に継ぎ足す必要はありません。JAFは、自動停止後の追加給油は燃料があふれるおそれがあるため、やめるよう案内しています。車両や給油所の指示に従ってください(JAFのセルフ給油の注意点)。

3.給油を記録し忘れたら、分かる情報を確認する

途中の給油量が抜けたまま計算すると、実際より少ない燃料で走ったことになり、燃費が良すぎる数値になる場合があります。

まず、給油レシートや給油所の利用履歴などを確認しましょう。

  • 給油量が確認できる
    記録を補い、計算区間を見直す
  • 支払額しか分からない
    給油量を推測して確定値として入力しない
  • 給油量を確認できない
    その区間の燃費は参考扱いにし、次の満タンを新しい開始点にする

確認できない記録があっても、以後の記録まで諦める必要はありません。次に情報がそろう区間から再開できます。

記録アプリを使う場合は、満タン・部分給油の区分と、記録不足時の扱いも確認してください。

4.複数回の平均は「距離の合計÷給油量の合計」

給油ごとの燃費を、そのまま足して回数で割ると、全区間の燃費とは異なる場合があります。

例えば、条件がそろった二つの区間が次の数値だったとします。

  • 区間①:100km、10L → 10km/L
  • 区間②:300km、20L → 15km/L

全区間では、次の計算になります。

(100km+300km)÷(10L+20L)≒ 13.3km/L

10と15の単純平均である12.5km/Lとは一致しません。全体を振り返るときは、計算対象の区間をそろえて、距離と給油量をそれぞれ合計しましょう。

5.まずは「日付・距離・給油量・満タンの区分」を残そう

続けるためには、給油時の情報を少ない項目で残す方法がおすすめです。

記録項目残す内容
日付給油した日
走行距離給油時のオドメーター
給油量レシートに記載されたL数
満タンの区分満タン、または部分給油
費用支払額。燃料代の振り返りに使う

レシートを保管し、給油作業が終わって安全に記録できる場所で入力しましょう。

クルマノートの公開紹介ページでは、給油記録からの燃費計算や、費用の振り返りが案内されています。整備記録と一緒に給油履歴を残したい方は、活用を検討してみてください。部分給油を挟む場合の具体的な計算仕様や画面操作は、掲載前に現行アプリで要確認です。

燃費の数値がおかしいと感じたら、まずは走行距離・給油量・満タンの区分・記録漏れを確認してみましょう。

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掲載前の要確認:筆者の実際の給油方法・燃費記録・掲載可能なレシートや画面は未確認です。本文の数値はすべて説明用の架空例で、筆者の実績としては掲載しません。

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