バイクのシールチェーンも注油は必要?清掃前の確認とやってはいけないこと

「シールチェーンは内部にグリースが入っているから、注油しなくてもよい?」
チェーンの手入れを調べていると、こんな疑問が出てくることがあります。
まずは、装着しているチェーンの種類と、メーカーが案内するメンテナンス方法を確認しましょう。この記事では、シールチェーンを手入れする前の確認事項をまとめます。
シールチェーンでも注油は必要
RKは、シールチェーンにも潤滑が必要と説明しています。外からの注油は、内部の封入グリースを補充するためではなく、シールの保護やローラーの動きの維持、防錆などを目的としています。
「内部にグリースがあること」と「外側の手入れが不要なこと」は同じではありません。作業方法や使うケミカルは、装着しているチェーンの説明書を確認してください。

清掃前に確認するもの
作業を始める前に、次の情報をそろえましょう。
| 確認項目 | 確認したいこと |
|---|---|
| チェーン | メーカー・銘柄、シールチェーンかどうか |
| クリーナー | 使用するチェーンに対応しているか |
| 潤滑剤 | メーカーの指定・使用条件に合うか |
| 車両の説明書 | 点検方法、たるみの指定、車体の支持方法 |
| 作業環境 | 平坦で、車体を安定させられる場所か |
商品名に「チェーン用」と書かれているだけで判断せず、用途や注意書きまで確認しましょう。
チェーンの清掃と、たるみの調整・交換は別の作業です。調整に必要な指定値や工具が分からない場合は、清掃のついでに自己流で変更せず、お店に相談してください。
これから清掃・注油用品をそろえるなら、クリーナーと潤滑剤のセットも候補になります。RK純正メンテナンスセットには、チェーンルブ・チェーンクリーナー各420mlとメンテナンスマニュアルが付属しています。購入前に、装着しているチェーンの指定と各製品の使用条件を確認してください。
エンジンを使ってチェーンを回さない
作業時はエンジンを停止し、キーを外してください。
RKは、チェーンとスプロケットへの手の巻き込みを警告しています。後輪を不用意に回したり、第三者に回されたりしないことも必要です。
「エンジンで回せば早い」と考えて、駆動させたまま布やブラシを当てないでください。作業中は、周囲の人にも車両を操作しないよう伝えておきましょう。
洗浄剤と注油の注意点
シールチェーンの洗浄方法は、チェーンメーカーの案内を優先します。
例えばRKは、シール対応の専用クリーナーを使い、灯油・ガソリン・ブレーキクリーナー、ワイヤーブラシ、高温高圧洗浄機などを使用しないよう案内しています。他社製品にも同じ条件をそのまま当てはめず、それぞれの説明書を確認してください。
潤滑剤も、たくさん付ければよいわけではありません。指定箇所・塗布方法・走行前の待ち時間などを製品の説明で確認し、余分な油分は案内に従って処理しましょう。
タイヤやブレーキへ付着させないよう注意し、付着した場合はそのまま走り出さず、使用製品と車両の案内に従って対処してください。
手入れした日と状態を記録する
毎回の記録は、長い文章でなくても構いません。
- 作業日と走行距離
- 使ったクリーナー・潤滑剤
- 雨天走行や洗車の有無
- 気になった錆・異音・動きの状態
- お店に確認したいこと
例えば、次のように残します。
雨天走行後に清掃・注油。使用製品名を記録。気になる箇所は写真を添えて、次回点検時に相談する。
これは記録方法の例であり、筆者の実際の作業履歴ではありません。
整備履歴をまとめたい方は、クルマノートの紹介ページもご覧ください。清掃しても気になる状態が残る場合は、注油だけで解決すると判断せず、整備店へ相談しましょう。
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参考情報
公式情報確認日:2026年10月20日。











