車の維持費は月いくら?年払い・車検費用を月額に直して把握する方法

「ガソリン代は分かるけれど、車に毎月いくらかかっているんだろう?」
駐車場代のように毎月支払うものもあれば、税金や保険、車検のようにまとめて支払うものもあります。
支払いが少ない月だけを見ると、維持費を実際より低く感じてしまうことがあります。そこで、まずは自分の支出を集め、月額に直してみましょう。
この記事では、維持費の全国平均ではなく、自分の車の予算を把握する方法を紹介します。
1.維持費は「毎月払うもの」と「まとめて払うもの」に分ける
最初に、費用を支払いのタイミングで整理します。
| 支払い方 | 確認する費用の例 |
|---|---|
| 毎月・日々支払う | 燃料、駐車場、月払いの保険 |
| 年単位で支払う | 年払いの保険、毎年の税金 |
| 数年単位・不定期 | 車検、タイヤ、バッテリー、修理 |
ここでは、車両の購入代金やローン返済を含めず、保有中の支出を整理します。家計全体の負担を知りたい場合は、ローンなどを別の行に加えてください。
高速道路料金や外出先の駐車料金、カスタム費用を含めるかも、先に決めておきましょう。比較するときは、毎回同じ範囲で集計することが大切です。
2.年払い・複数年分の費用を月額へ直す
月額の目安は、次の式で計算します。
対象期間の費用 ÷ 対象月数 = 月額の目安
例えば、年払いの保険料が48,000円なら、
48,000円 ÷ 12か月 = 月4,000円
24か月分として予算を組む費用が96,000円なら、
96,000円 ÷ 24か月 = 月4,000円
となります。
どちらも計算方法を説明するための架空例です。実際の金額や対象期間は、契約書・請求書・見積書で確認してください。
なお、「2年間で必要な費用の月平均」と「次回の支払いに間に合わせる積立額」は異なります。次回支払いまでの積立は、次の式で考えます。
(支払い予定額 − 確保済みの金額)÷ 残り月数
例えば、半年後に96,000円が必要で、すでに36,000円を確保しているなら、残り60,000円を6か月で準備するため、月10,000円が目安になります。
3.架空例で月額の目安を計算する
次は、計算方法を示すための架空例です。筆者の実際の維持費や、特定車種の相場ではありません。
| 費用 | 想定額・期間 | 月額換算 |
|---|---|---|
| 燃料 | 月8,000円 | 8,000円 |
| 駐車場 | 月5,000円 | 5,000円 |
| 任意保険 | 年48,000円 | 4,000円 |
| 毎年の税金 | 年36,000円 | 3,000円 |
| 車検関連の予算 | 24か月で96,000円 | 4,000円 |
| 車検以外の整備・消耗品予算 | 年24,000円 | 2,000円 |
| 合計 | 26,000円 |
この例では、月額換算の予算は26,000円です。
ただし、毎月必ず26,000円を支払うわけではありません。支払いの少ない月にも、将来必要になる費用を見込んだ数字です。突発的な故障修理は、この予算とは別に考える必要があります。
4.積立の振替と支払いを二重計上しない
車検用として毎月お金を別口座へ移している場合は、集計の仕方に注意しましょう。
家計内の別口座へ移した積立金と、後日支払った車検代を両方「車の支出」として足すと、同じ費用を二重に数えてしまいます。
管理表では、次のように分けると整理しやすくなります。
- 実際の支出:店舗や保険会社などへ支払った金額
- 積立:将来の支払いに備えて確保した金額
- 予算:今後かかると見込んでいる金額
「今年いくら払ったか」と「毎月いくら準備すればよいか」は、別々に確認しましょう。
5.車検明細は総額と内訳を分けて確認する
車検の請求額には、点検・整備の料金だけでなく、自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料なども含まれます。国土交通省も、これらを分けて案内しています。(参考:国土交通省「車検費用の内訳」。資料中の金額を現在の料金として使うものではありません。)
記録するときは、次のどちらかに統一すると、二重計上を防ぎやすくなります。
- 車検総額を1件として記録し、内訳はメモに残す
- 内訳ごとに分けて記録し、総額は別の支出として加えない
車検時に交換した部品を別途記録する場合も、その代金を再び費用合計へ加えていないか確認してください。
次回の重量税額を確認するための公的な手段として、国土交通省の次回自動車重量税額照会サービスがあります。利用条件を確認し、見積書と照合するときの参考にしてください。
6.記録が足りなくても、今月から始められる
過去のレシートがすべて残っていなくても、維持費の記録は始められます。
まずは、確認できる明細と、今後の支払い予定から整理しましょう。金額が分からないものは、推測で実績に混ぜず、「未確認」や「予算」として区別します。
車・バイクの整備記録アプリ「クルマノート」では、整備や給油の費用を車両ごとに記録し、年間コストを振り返れます。掲載機能の利用範囲は、紹介ページとアプリ内の案内で確認してください。
家計で管理する駐車場代なども含めたい場合は、アプリの記録対象を確認したうえで、家計簿や表計算の数字と照合するとよいでしょう。
まずは今月の燃料代と、直近の整備明細を1件残すところから。記録が増えるほど、自分の車に必要な予算を考えやすくなります。
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情報確認日:2026年10月23日











